
先日医療系の仕事に関係するニュースがネット上で話題になりました。
「ビフォー・アフター」をホームページに掲載することを禁止する方針に決めた、というもの。
整体やトレーニングなどは医療機関ではありませんが、お店の紹介に必ずと言っていいほど「ビフォー・アフター」は出てきますね。
これが今後規制の対象になるかどうかは現時点では分かりません。
でも、
「医療系が禁止されているのに自由に載せられるのはどうなのか?」
という声が聞こえてきそうです。
自主的にも控えようとする人が出てきてもおかしくないと思います。
そうなった時に「ビフォー・アフター」を前面に出してしまうと、ちょっとギラギラした感じに見えてしまうかも知れませんね。
ただ、利用者の立場で考えると、
「このお店、どんなことしているのだろうか?」
「どの程度効果があるのだろうか?」
と言ったことを事前に知りたいのが普通だと思います。
誇大広告は困るけど、事実は知りたいわけです。
私が利用者の立場でもそう思います。
電話帳の医療系の広告のように連絡先と名前が並ぶような状況になると、誇大広告はなくなります。
でも、これだと選ぶのに困ります。
「ビフォー・アフター」が将来的に出せなくなったとき、
どうやって、お店で提供しているサービスの良さや特長・効果を知ってもらえるか?
答えをお持ちでしょうか?
一つは情報発信だと思います。
単に専門的な情報を発信するだけだと、すぐに他に埋もれてしまいます。
では何を発信するか?
絶対的な答えはありませんが、
・人となり
・価値観
・個人的な経験
とか、その人ならではの情報(一次情報)が一つの答えになります。
だからと言って、今日のランチ!
とかだと、ちょっと違いますよね。
これを上手く表す言葉として、
元アマゾンのカリスマバイヤー土井英司さんは
「著者のフィルター」
という言葉を使っていました。
なるほど、と思いましたね。
誰が語っても同じ専門知識を配信するのではなく、著者ならではのフィルターを通して見えたものを配信する。
これなら、専門性も出しつつ、独自の見方考え方を表現できる。
そこに興味を持ったり共感したりした人がお客さんとして集まってくる。
というわけです。
「著者のフィルター」
意識したいですね。
PS
情報発信にはブログやHP、SNS回りの環境が必要です。その開設費用を国が一部立て替えてくれるかなりお得な制度があります。初めての方がオンラインで学べる情報はこちら。